便利な調理器具は沢山ありますが、シンプルさで選ぶなら保温鍋がおススメです。
大抵の料理で、沸騰したら1分程度煮て、鍋を保温容器に移して放置。
それだけです!
ガスの消し忘れ防止、時短、電気代もかからない。
買って本当に重宝しているので、ここでは紹介します。
保温鍋は、次のような家庭におススメです。
- 子どもが小さいので、ガスをつけっぱなしにするのが気になる。
- 共働きで旦那の帰宅時間が遅いことが多い。
- 美味しい煮込み料理が食べた~い!
さらには、アウトドアなどでも活躍できますよ。
キャンプやバーベキューなどに持っていってもいいですし、ご近所の集まりで、各自1品持ち寄ろうという時に、煮物を作って、鍋ごと持っていきました。温かいまま食べれて好評でしたよ!
ここでは、保温鍋「保温調理器 シャトルシェフ」を紹介したいと思います。
共働き子育て家庭の夕ご飯作りにもおススメ保温鍋とは
保温鍋にはどんなメリットがある?
保温調理器シャトルシェフは、普通のお鍋と、保温器が2つセットになっています。
いつもどおり料理をするように、鍋をガスにかけ、10分~15分程度加熱したら、その鍋を保温器の中へと移し、蓋をしてそのまま放置。
火にかける時間は、ほんの10分~15分。
その後数時間は、ガスにかけてるほどの熱量よりは劣るものの、熱々の状態をキープし、何もしないで放っておいている間に、味のしみた美味しいおかずに仕上げてくれます。
実際に使ってみて感じたメリットをあげていきます。
温め直しが不要!
わが家は夫の帰宅が遅く、平日に家族そろって夕飯を食べるということはほとんどありません。なので、夫は帰宅後、冷めた料理一人分をガスにかけ温め直して、食べています。
保温鍋だったら数時間の間、温度はほぼ下がらず熱々の状態なので、帰ったらすぐによそって食べることが出来るんですね。
我が家では大き目のサイズを買ったので、2日分作っています。
夫が食べたあとは、残り分をタッパに入れ替えて冷蔵庫に入れておき、二日後は更に味がしみて美味しくなっています。
煮込み時間を気にしない!
少し煮込む間、ちょっと子供と遊んでたり、 別の家事をやっていたら、「すっかり忘れてた~!!」なんて経験はありませんか?

せっかく作った料理、2時間もガスをつけっぱなしにしてしまった上に、具はとけて煮詰まりすぎで、ダブルショック…。忙しい中作ったというのに・・と悔しい思いをしなくて済みます。
保温鍋は、はじめにガスにかけている数分だけそばにいて、保温容器に移しいれて放置している間は何をしていたっていいんです。
頭のどこかで「火をつけてるのを覚えていないと」と、拘束されることがなくなるというのは、気ラクです。
また、余熱の力で加熱するので、火加減、コゲを気にせず、煮崩れも少ない、吹きこぼれる心配もないのもポイントです。
離乳食だったらよいのですが、幼児食は「そしゃく」も大事。煮崩れして固形物がなくなると、いまいちですよね。
でも、保温鍋なら焦げないようにと返したりする必要がないので、その分煮崩れも少なく済むのです。
※保温時間によって、全く煮崩れがないわけではありません。
小さい子供が近寄っても危険が少ない
ガスで加熱している時、もしも手で触ってしまったら危ないので、子供にキッチンへいかせたくないですよね。
保温鍋の保温容器は「熱を伝えない真空断熱構造」のため、外側から触っても、熱くないため、やけどの心配もいりません。
ガスを使っている時は、冷蔵庫に子供が行こうとするだけで気を使うもの。
そういった心配もなくなり、キッチンに張り付く時間も短縮できた分、子どもの相手も出来るので、本当にラクだと感じます。
ガス代節約
保温鍋は、煮込み料理以外にも色々な活用法があります。
鍋でお湯を沸かし、パスタを入れ中火で1分、残りのゆで時間は保温容器にセットしておけば、ゆで上がります。
鍋で材料とお米を炒め、さらにワインなどを入れて10分ほど煮込みます。保温容器へうつし15分、ざっくり混ぜて更に15分蒸らせばリゾットの完成。
ほんの一例ですが、ガス代節約にもなるので、色々試してみたいですね。
都市ガスで中火~弱火で煮込んだとしたらかかるガス代は、1時間あたり13円ほどです。(東京ガス調べ)
カレーやシチュー、煮物や味噌汁などの「煮込み」時間で、週7日のうち4時間くらいガスを使うとして計算としてみましょう。3年間として計算しますと、7,488円の節約になります。
料理が楽しくなる
煮込み料理は、味をしっかりしみこませるのに時間や手間がかかり、共働きで忙しい中作るのは面倒です。
バタバタと作るともっと煮込みたかったけど、中途半端な仕上がりで、ガッカリしてしまうこともありました。
それが、ほとんど失敗無しに美味しく出来るので、料理へのモチベーションがUPします。
口コミでも、「料理が楽しくなった」というコメントが多くみられます。

保温鍋で作った料理を公開
大体2日分作って、1日目分を食べ終えたら、残りは大きめのタッパに入れて冷蔵庫へ。
わが家で最近作った料理を紹介します。
①シチュー
★ガスで10分煮込み後
★保温容器へセットし、50分放置後
やや歯ごたえがありそうだった玉ねぎが半透明になり、お肉も柔らかくなっていました。
この状態に、シチューの元を投入し、牛乳を加え、再びガスで10分加熱して出来上がりです。
②モツの煮込み
★ガスで10分煮込み、調味料を入れて更に5分後
★保温容器へセットし、2時間放置後
大根は見ての通りしっかり味がしみこみ、もつも柔らかく、美味しいもつ煮が出来ました。
③ロールキャベツ
★沸騰したお湯にロールキャベツやブイヨン等を入れ10分煮込後
★保温容器へセットし、30分後
写真では分かりづらいですが、下の段のロールキャベツは柔らかく、子供も喜んで食べていました。
下の段分を取り出し、上の段のロールキャベツを更に放置しておけば、2日目分もいい具合に出来上がりです。
保温鍋を使用していて気を付ける点
保温容器に入れていても、量が少ない場合や寒冷地では、温度の下がり方が異なります。
また、長時間(8時間以上)保温鍋で保温しておく場合は、だんだんと温度が下がっていくことにより、菌の繁殖が心配なので、食べる時に再加熱をしたほうがよいとのことです。もしくは、長時間の保温は避け、冷蔵庫にうつすのが安全ですね。
サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフには、2.8L (3~5人用) と、4.3L (4~6人用) があります。
参考までに、我が家は4人家族ですが、2日分を作るようにしているので4.3Lを購入して正解でした。
以前は鍋がステンレスタイプでしたが、ふっ素加工に改良されています。ステンレスよりも軽くて扱いやすく普段使いの鍋に最適です。
時短料理で手間のかかる煮物が出来なくなっていた食卓が変わりますよ!