数学者である岡潔先生の言葉です。
「数学は情緒の表現だ」、「知には情を説得する力がない」
という名言を残しています。
中学受験を視野に入れはじめたわが家でも、まさにその通りだと感じはじめました。
他の教科のためにも、国語をきちんと学び、正しく使えることが大切。

幼児期からやっている通信講座「進研ゼミ」のオプション教材「考える力プラス講座」。
課題の絵本をもとにゲーム感覚で考える力を伸ばしてくれるという「グリムスクール」。
実際にやってみてその後の子供の様子、内容の感想についてを紹介しますので、是非参考にしてみてください。
進研ゼミ小学生講座考える力プラスとは
グリムスクールと考える力プラスは、どちらもこどもちゃれんじや進研ゼミでおなじみのベネッセが運営してます。
このふたつは、目的が少し違います。
どちらも、「学校の授業だけでは身につけられない力をよりつけておきたい」というママにおススメです。
結論をいうと、1年、2年・・と長い目で見て、子供にどうなっていて欲しいかで選んであげるといいと思います。
考える力プラス講座は、進学塾などに通う前の小学校低学年の子供に取り組ませるには、最適の教材です。
グリムスクールは、数人でゲーム感覚で学んでいくタイプのもので、勉強というよりも習い事の延長で楽しみながら学ばせたいと思うママにおススメです。グリムスクールは主に学習塾「森塾」内で開催されていることが多いです。
実際にやらせてみて、子供的にはグリムスクールの方が楽しい!と思うようでした^^;
もう少し詳しくみていきたいと思います。
「考える力プラス講座」をやってみて
考える力プラスは、小学生向けの通信講座、【進研ゼミ小学講座】 のオプション講座です。
名前の通り、考える力を養うための講座なので、少し難しい教材になってます。
進研ゼミは、小学校の宿題以外と合わせてやることで、予習になったり、復習して習ったことを定着させたい、勉強の習慣をつけさせたいなどにちょうどよいボリュームです。
家で好きな時間にやれるのも、最大のメリットです。
考える力プラス講座の内容とは
【進研ゼミ小学講座】 の方は、学校の教科書にそった内容になっています。
低学年のうちは、わが校はですが宿題少ないな~という量だったので、予習や復習のために活用出来ました。
2、3年生になって少しずつ出来る子とやや出来ない子に分かれてきます。
様子を見て、もう少し復習出来た方がいいと考えて進研ゼミを始めるという子もチラホラいました。
が、大抵の家ではもう少し前から続けているという感じです。
「考える力・プラス」の方は、国語・算数の応用問題と、社会・理科の問題、理科のための工作物が届きます。
低学年は、学校の授業で社会・理科はありませんが、身近なものを題材に学習するようになっていて、少しずつ慣れておきましょうという感じです。

国語
教科書とは別の物語問題が出てきます。
知らない物語を読み、登場人物の考えや行動を自分の言葉でまとめるような問題や、長い文を要約させるような問題になっています。
答えには、答えの例が書いてありますが、必ずしもそれが「正解」ではなく「自分なりに考えた答えや感じたこと」を書かかれていればOKという問題が多く出されてます。
算数基本的には学校で習ってることをベースに、パズル形式のような問題、工夫をさせた計算方法といったように、本体のものに比べて応用問題になっています。
学校では習っていないやり方、やや難しい問題を考えさせながら解かせる内容が多く出されています。
理科送られてくるクラフト工作を組み立て、動かしたりする体験を元に、もっと~するためにはどうしたらよいか、などを考えさせ、実験しながら解いていく問題もあります。
社会身近なものや行事、出来事など、普段なんとなく見たり耳にしている事柄を意識付けさせ、具体的にどういう意味があるのか考えさせるような内容になっています。
考える力プラス講座の感想
まず、はじめたばかりの頃は、子供が慣れるまでは辛抱だと思って、付き合いましょう。
「わからない」とやりたくないそぶりをするかもしれません。
が、グッと我慢です。
はじめて取り組むのに、スラスラ出来る子は、多分地頭のいい子かもしれません。
それぐらい、いきなり難易度高いな~という内容です。
自分で考え、自分の考えた答えを書かせようという内容が多いので、低学年ではまだ学校の授業でも経験も少なく、どういう風に書けばよいのか分からなくって、手が止まってしまうこともあります。
答えの欄も大きいので、長い文章を書かないといけないように思え、こんなにいっぱい書けない、思いつかない。と、問題を見たとたん思考停止してしまう場合も・・。
考える力・プラス講座にも、まず3ヶ月は続けてみましょうと書かれています。
慣れるまでには少し時間がかかるというのを親は覚悟して付き合って、子どもがもう嫌だとならないように、考え方のコツやアドバイスをしてあげる必要があると思います。
考える力プラスの効果はあった?
わが家で半年以上続けてきた結果、4~5ヵ月くらいでだいぶ慣れてはきましたし、やる前と今では力がついたように感じます。
小学校の学校公開で発表している答えを聞くと、自分の言葉で答えをいっている姿もありました。
国語のテストでも以前はもっと小学生らしいというか、端的な答えの書き方だったのに、文章を組み立て説明するような答えを書くようになりました。
普段でも、ものごとをよく考えられるようになったか、というところまでは成果は感じられませんが、学校の成績的にはまずまず、成果が出たように感じます。
その先、中学受験を考えた進学塾を考えている場合は、やらせておいて損はないでしょう。
十分に受験のための勉強の第一歩として、役立つと思います。
塾はまだ少し先と考えている家庭に、ちょうどよくおススメです。
【進研ゼミ小学講座】 を受講していなくてもオプションの「考える力・プラス講座」を単体で受講することもできますが、合わせてやることで復習で定着+発展問題でプラスの思考能力UPとの期待ができます。
▼無料資料請求はこちらから
ベネッセ系グリムスクールに通ってみて
グリムスクールは、進研ゼミと同じベネッセグループです。
単独でグリムスクールを行っている教室、個別指導の森塾内で開催している教室とがあります。地域で調べてみてくださいね。
グリムスクールでの目的・期待出来ることは次のとおりです。
読解力や表現力をきたえる楽しいカリキュラムを通して読書が得意になり、すべての学力の土台である「国語力」が高まるプログラムです。家で課題本を読み、授業ではみんなで読み、書き、話し合うことで、「本の内容を読み取り」「自分の考えを伝える」ことのできる「国語力」を高めます。
参照元:グリムスクールHPより
グリムスクールではどんなことをする?
毎月1冊の課題の本があります。絵本というよりは、文字数がやや多いハードカバーの本です。
その本を元に、考えたり、複数人で話し合ったりします。
宿題は、次の週までにその本の〇〇ページまでを家で読むことと、問題が出されます。
実際の授業では、「作戦」と呼ばれるものがあって、課題の本について、今日はこの作戦で考えてみようといった形で行われます。
漢字ゲームもあり、漢字の復習にもなります。
授業のようにさあ考えて答えを書いてみましょう。という感じではなく、ゲーム感覚でやれているようで、娘は毎回楽しみに通っています。
また発表が出来る子、出来ない子というかたよらないように、順番に発言させているようです。
各作戦には、読む・書く・話す・聞く・考えるなどの力を付ける目的がこめられているとのことです。
グリムスクールの感想
娘の率直な感想は、

とのことです。
幼児期から絵本を読んできたわりに、読み解く力がついていないと思ったので、本を課題に「作戦」で多方面から考えさせるというのは、絵本にたいしての総まとめ的な感じで、娘にとってよいように感じています。
料金は、本代は別途かかってしまうので、少し高いかな。。と感じます。
料金は森塾内で行う場合と、それ以外でも異なるようなので、近くのグリムスクールで調べてみてください。
グリムスクールと考える力プラスの比較
はじめに目的に合わせて、どうなっていて欲しいかによって考えたいと書きました。
どちらも1度、体験することをおススメしますが、タイプは全く異なります。
国語の基礎力の地堅め、後のびを期待するなら、グリムスクール。
ある程度の基礎力はある子、中学受験を視野に入れているなら考える力プラス。
という感じで、グリムスクールはハードル低め、考える力プラスは親も一緒に頑張るという感じです。
子供のタイプにもよりますが、どちらも子供に適した選択をしてあげられれば、とても役に立つ習い事だと思います。
まとめ:子供の成長によって考えたい
考える力プラス講座は、思考力や読解力などを、しっかりと目に見える形でつけていきたい、親が横でしっかりと見てあげられるというご家庭にはおススメです。
グリムスクールは、絵本離れが気になる、もともと絵本を読んでこなかった、とにかく低学年~中学年には、楽しみながら本を読み解き考える力をつけていきたい!というご家庭におススメです。
迷われている方の参考になればさいわいです。