子供のクセやしぐさが気になる。これって大丈夫なのかな…?
「あるよ〜うちの子もやるやる。」
そうだよね、やっぱり子供はやるよね。でもふと、思ってしまう。
「これ、ストレスじゃないよね…?」
わが子が何かしらのストレスをかかえてるかもしれないと思うと、ママとしてはショックだと思います。
けれど、ほとんどの子どもに、「少し気になる行動」というのはあるんだそうです。
そして、親からみて気になるしぐさというのは、やはり何かしらの意味があるそう。
サインが気になって悩んだママ、子育ての学びのチャンスです。
ストレスサインに気づいたら、子供の心に耳を傾けてあげて、心を安心させてあげればいいんです。
誰だって、はじめから教えも学びもなしで、上手く出来る人なんていません!
あとになって、感情のコントロールが上手くできない子供、荒れてしまったということにならないためにも、今気づいてあげられたことが大切なんです。
「そんなクセやめてね!」と言い切るだけではなく、子供の心に耳を傾けましょう。
ここでは、ママとしてはこういう時どうすればいいの?子供の気になるストレスサインを症状別にまとめます。
特に気になる症状は、専門のサイトのリンクを貼っていますので、参考にしてください。身体の痛みや症状が長引く場合・少し様子をみたけど気になる症状は、専門家・医療機関での相談をおすすめします。
子供のストレス症状
小学生のストレスになると、学校でのことやクラス替え、友だち関係でもみられることがあります。
ここでは、まだ自分の心をハッキリと言葉で表現できない幼児期の子供をみていきます。
軽度のストレスサイン
- 爪をかむ。無表情なことが多い。
- 成長痛など不明なからだの痛みの訴え。軽い腹痛・頭痛などの訴え。
- キレやすく、意地悪をする。
- お友達と遊べない。
- 大人に対してお利巧にみせたり、大人受けする言葉を使う。
- 目をぱちぱちさせ、口をよくゆがめる。
上のようなことは、よくあることで、もっとかまって欲しいという気持ちから見られる症状です。
深刻なものではないですが、放っておいたら別の行動で、もっと自分を見て欲しい、もっとかまって欲しい、というサインを示すようになるかもしれません。
毎日少しずつでよいので、子供と向き合い、やさしい言葉で十分に甘えさせてあげましょう。
気にかけてあげたいストレスサイン
チック・吃音について
ママからみると、気になる症状だと思います。チックと吃音とは、どんな状態なのか。
チックとは、身体の一部が本人の意志とは関係なく繰り返し動いたり、強いまばたき、顔をしかめたりといった動きが出ることだそうです。
チックについてはコチラを参照してください。
吃音とは、話したいのに上手く出てこないなどと一過性のものもありますが、話している音を繰り返したり、音を伸ばしたり、詰まってしまうような状態です。
わが子も一時期どもる時期があり、他の子も同じようにどもっていた時期がありました。一過性のものかどうか、その時には判断がつきにくいと思います。身近な保育士さんなどに相談してみるとよいと思います。
吃音についても、子供との接し方はコチラを参照してください。
ぐずる・かんしゃく
かんしゃくとぐずりは、区別がつきにくい部分があります。
「かんしゃく」は、大声で泣き叫んだり・暴れたりと激しく怒ることで、「ぐずり」は、機嫌が悪く、グズグズした状態のことです。
かんしゃくがひどく、育児が困難だと感じる場合は、専門家に相談した方がよい場合もあります。
かんしゃく・ぐずりには様々な理由が考えられるようです。
子供にすると、すっきりしない状態。赤ちゃんであれば、不快で気持ち悪い時にぐずりますよね。幼児期であれば、例えば栄養バランスが取れていない、睡眠が足りていない、思い通りにいかなかったことを引きずってる、もしくは親がイラ立つことが多い、かまって欲しいなどがあげられます。
つまり、自分の中の消化しきれないものを上手く表現できないことから出てしまうもののようです。
まずは生活の見直しをし、ママは穏やかに接しましょう。
わが子もぐずりが酷かったので、ママの大変な気持ちは分かります。こっちだって疲れてるのにとイライラしてしまい、私もあの時もっと冷静に接してあげられたらと思うと胸が痛みます。
抱っこやスキンシップをしたり、お腹をさすってあげるとよいとも言います。
叱ったりしてしまわないよう、夫や祖父母に相談してみたり、ママ自身もぐずりに付き合い、疲れてしまわないようにしましょう。
おねしょ
上の子がおねしょをしてしまう事が多かったので、調べたものです。
「夜尿症」という一種の病気の扱いになるのは、小学生就学前後で、3~5歳のおむつが外れたあと幼児期にしてしまうのが「おねしょ」になります。
参考元:夜尿症ナビ
「おねしょ」が頻繁な場合、普段せかされることが多い、せわしない生活をしている子供に多いそうです。
確かにうちの子はマイペースだったので「早くして!もっと急いで!さっさと動いて!」などとよく言ってしまってました。
急かせれることが多いと、逆の方向に、おねしょといったルーズな方向へ向かわせてしまうこともあるそうです。
そのため、無理に叱ったり、早く治させようという気持ちをグッと抑えて、接しなければいけません。
特に忙しい朝、2、3日連続でやってしまったら、のどまで出てきてしまいますが、この時はパパにも手伝ってもらいましょう。
早く早くと急かすことをやめ、ゆったりとした気持ちで子供と向き合う事が大切になります。
保育園に行きたがらない

朝急いでいるときに、困り果ててしまいますが、先生やお友達関係で特別理由がない場合、次のことが考えられます。
3歳頃までの場合
やはりママと一緒にいたいという気持ちが強い時期なので、後追いに近いものととらえましょう。
強引に連れて行ったり、先生に引き渡すことなく、少し時間に余裕を持ちながら、ゆったりした気持ちで接し、安心させてあげましょう。
大抵の場合は、ママと別れた後はケロっと遊んでいたりしますが、しばらく泣いていたという場合は、帰ってから昼間の分もたくさん甘えさせてあげましょう。
4歳すぎてから
ストレスというよりは、4歳前後ではまだ行きたがらないこともあります。
お友達との関わりが増えていく分、上手くいってないから行きたくないのかな・・と心配になってしまいますよね。
見ていると、遊びたいお友達へ一方通行だったり、まだ気持ちをちゃんと伝えられない分上手くいかないことも多いです。
けれど、この頃に本人に聞きだそうとしても、何がイヤなのか、本当はどうなのか、はっきりとした答えを聞けるわけではありません。
色んな関わりなどを経験している成長途中なので、家でかまって欲しがる場合は、なるべく家事の手をとめて相手をしたり、甘えてきたら受け止めてあげましょう。
十分にあまえさせてあげていると思う場合は、先生とも連携して、園での様子をうかがえるといいですね。

などと話したり、沢山の愛情を与えてあげましょう。
また、保育士さんもベテランの保育士さんでしたら安心な面もありますが、不慣れな保育士さんだったり、忙しくひとりひとり細かく子どもの気持ちを汲み取れていない場合もあります。
もしかしたら、気づかれないところで保育園生活が上手くいってないのかもしれません。
保育師さんとの関係についてはこちら▽
保育士さんとママが気がねなく話せる良い関係をつくろう
他のママとも園での様子を共有出来たりするとよいですね。
嘘をつく
ウソばかりついている子は嫌われる。よそのママウケも悪いと、強制的に言わないようキツく言ってしまいがちです。
ストレスからというよりは、成長の過程で自分を守るためのウソというのは大小あれど、大抵の子がいいます。
小さい子供が、やっていないのに「やった」、逆にやったのに「やってない」などは、まだ嘘ということが悪いなどよく分からずにただ言っている場合や、相手の反応をみてるということが多いもの。
強く叱りつけずに、大人は嘘だって分かってるよ、という態度を示しましょう。
友達につく嘘。これは、私の方を見て欲しいためにつく嘘です。ひとりでいる事が恥ずかしいと思っているのかもしれませんので、叱るのではなく、どういう方法で友達を誘えばよいか、話してあげたいですね。
野放しにせずに、「嘘」というのは、よくないこと。だとはっきりと伝えることは大切です。が、強く叱ったり「正直に言いなさい!」と言って言わせていると、自分に不利な言いにくいことは「言えなくなる」という事態になってしまいます。

と言ってる子供もみかけます・・。
大切なのは、言いやすい雰囲気です。冗談でかわしてみたり、場合によってはよくないことをしっかり教える、そして、嘘というのはバレる、見抜かれるという事を分からせておくとよいです。
暴力
最近の小学校では、クラスが「荒れ」たり、問題行動を起こす小学生が昔よりも増えています。
感情のコントロールが上手く出来ない子供が増えているといいます。
小学低学年の暴力や問題行動は、闘いごっこなど乱暴な遊びから突然なるというわけではなく、幼児期から十分に甘えを受け入れられていて、精神的に落ち着いている子には起きない行動だと言えます。
幼児期から、そのようなサインがもしも見えたら、暴力を叱りつけるのではなく、十分に抱きしめたり、目を見て子供の言い分を聞いてあげながら、良い事と悪い事をおだやかに教えてあげましょう。
コチラもご参考
子供の心の発達とは。今どきの小学生に見る荒れない子供に育てる。
どうしても、自分では上手くいかない場合、ママとしても不安だと思います。
自分で抱え込まずに、夫や、専門家、小児科の医師など相談してみましょう。
まとめ
その他にも、ストレス症状というのは、個々様々な形で表れてくることがあります。
どのストレスサインも寂しさ・もっと甘えたい・愛情が欲しいという現れです。
同じ小学校の1年生でクラスに荒れている子がいました。何人もの子供が被害にあっていました。
心の小さなストレスが、積もり積もってしまえば、そういった「荒れた子」になってしまうのかもしれません。
大人でもそういうことってありますものね…。
しかしその後その子のお母さんを、学校行事の時に何度も見かけるようになりました。子供と寄り添いちゃんと向き合ってるように見えました。それからは、荒れた子の噂は聞かないようになりました。
もっと甘えさせてあげないといけないと頭では分かっているけど、忙しい中まとわりついて来て、面倒くさい!ってついつい思ってしまう時もあります…
でも、何か様子が変だなと気づける事、その時にちゃんと向き合おうという気持ちがとても大事な事だと思います。
毎日出来ることとしては、夜寝る時に添い寝で大好きだよと抱きしめてあげたり、お風呂の時間はとことんお話タイムにしたり、大人が出来るだけ穏やかな態度で接してあげたいですね。
ここで紹介した内容は、いくつかの書籍や小児科などで聞いた話を参考にしています。
こちらの本の著者は小児科・児童相談所での長年の経験を経て、親子との関係についてわかりやすく、あまえについてや、子供のストレスについても詳細に書かれています。
子育てに迷ったり悩んだりしたときに、とても役立ちました。