保育園から帰宅して、ニコニコと子供と笑顔になれる日は、一週間のうちに何日ありますか?
ママがゆったりと、子供の相手をしたり話したりする時間を15分でも作れる日は、一週間のうち何日ありますか?
「仕事と育児を両立していても大丈夫か」という問いに、短い時間でも密度の高い時間を過ごせれば問題ないと書いてあることが多いです。
私も両立をしていても、その点気をつけて向き合おうと、親子時間を作るようにしていました。
まだイヤイヤ期に入る前はよかったかもしれません。
けれど、イヤイヤ期に突入してからは、帰って歯磨きまで終わらせるのが精一杯、そうしてバタバタ過ごしてしまうことの方が多くなっていきました。
「今週は、怒らない週間にすることにした。」
とLINEをよくやりとりしてたママ友に送ると「えらいね~私には無理ー。」との返事。
両立してるママたちは、皆闘ってるんだと、私だけじゃないと思い聞かせながら、乗り切ってました。
ある日雑誌に載っていた、「ママのゆとり度チェック」をやってみたらゆとり度、たったの「10%」・・・。
同じ保育園ママでも、育児も仕事も楽しんでいるかのように、キラキラしたママもいます。
そんな生き生きしてるママと自分を比べてしまっていました。
そんなママだったら・・・子供もやっぱり幸せだと思う。
私の正社員での前職は、ワーママとしては環境がよくなかったというのも理由のひとつです。
今思えば、もっとうまく立ち回る事も必要だったとは思うけど、当時仕事のやりずらさ、居心地が悪いと感じていました。
仕事と育児の両立に中途半端さをひしひしと感じながら、転職を決断するまでを赤裸々に書いていきたいと思います。
仕事と育児の両立、本当に乗り越えられるもの?
何が両立を中途半端に思わせてしまっていたのか
私は正社員時代システムエンジニアをやっていました。
「仕事が好き」ではなかったことが苦痛になっていた原因だと思っています。全く面白くなかったわけではないけど、もう今更転職出来ないし、パートになると給与も減ってしまう。そんな気持ちで続けてきていました。
そして、育児が想像以上に大変でした。多分手がかかるタイプの子だと思います。
もっと難なくやっていけると思っていた仕事と育児の両立が、復帰してすぐに苦しいものになってしまいました。
「仕事と家事」の両立は、半年から1年もすれば、コツをつかむし慣れてきます。
けれど育児の方は、初めての子なら特に、次々と悩み・心配ごとなどが出てくるし、上手くいかないことも多い。
本当だったらその時その時で、子供と向き合うことが必要。だけど、出来る日よりも、出来ない日の方が多かった。
そしてワーママは忙しくしているから、保育園ママにも「忙しい中育児の相談なんて迷惑かな」などと思ってしまって、意外と孤独に育児をしがちです。
そういう状況の中、こんなんでいいのだろうかと育児の面での中途半端さを感じてしまっていました。
乗り越えようとしても無理なもの
通勤時間はあなどれない
正社員で時短勤務していた時と、現在パートでの勤務時間では、パートの方が勤務時間は30分多いです。
ですが、通勤時間が往復約2時間→往復30分と、1時間半も違っています。
正社員の時は、あと1時間ぐらいの余裕が欲しいと常に思っていました。
1週間にしたら5時間も違ってくるのです。
時短家電などを駆使してもラクになれない
ルンバ、食洗機や時短で出来る工夫も取り入れてきたので、その分はラクになってると思います。
けれど、わが家の場合は特に「名もなき家事」が問題でした。
実家暮らしで、掃除・料理を一切やったことのなかった夫。
タンスの引き出しを数日ぶりに開けてみたら、たたんで入れたはずの衣類がゴッチャゴチャ。
家事分担はしているけど、やった後をみると「どうやってやった?こうしてやるんだよ。」と段取りを今だに伝えないといけない。
また、子供たちが私に似て皮膚が強い方ではないので、乾燥肌、かぶれ・じんましんにもなったこともあり、ダニやカビにも気を付けてあげないといけない。
なので、掃除はこの際気にしない!と割り切りで過ごすことが出来ませんでした。
職場の子育てママをサポートする意識
「働き方改革」のその後、どのぐらい変わってきているのか、私なりにネットの情報、都内で働く夫や友人、ママ友などにリサーチをしてみました。
有給も取りやすくなった働きやすいというママもいれば、全く変わらず働きにくい、残業がダメな代わりに早朝出社しているという声までありました。
ワーママが増え、その分制度や育休後復帰する部署の見直し、話を聞くと色々変わっては来ているようです。
けれど、それも職場によってさまざま。
同じ立場になって考えてもらえるのは、やはり同じ状況のママや経験者がいる職場。
少しずつ変わってはいくのでしょうが、ロールモデルが少ない職場では、理解に乏しかったりします。
それでもなぜ仕事を辞めなかったのか
先々かかる子供の教育費がやっぱりひっかっていました。
公立と私立ではこれだけ違う!という比較をよく目にしますが、公立か私立か親が今の時点で分かることではないし、もし子供がやりたいことをみつけて、

となったら、出来る限りサポートしてあげたいですよね。
本音はしっかり勉強して公立に行って欲しいですが…。
また、育休の期間も入れると16年も同じ会社にいたので、新しい人間関係も不安でした。
同年代のママが多い環境も未知の世界で怖いし、入ってみないと分からない部分があるので、不安というのと、それも面倒だなという思いもありました。
リスクは覚悟で10年後の未来を考えた
仕事と育児の両立していくのがしんどい。
そういう理由で辞めていいものかどうか、長い時間をかけて悩みました。
そして、10年後も今の仕事をそのまま続けているというのは、私にとって輝く未来ではない気付きました。
仕事を続けるなら、生き生きと続けていきたい。
そして、ママになった以上、子供もたちにとって「大好きなママ」であって欲しいと思いました。
正社員を辞めたら、給与は減るし、失うものもある。
覚悟しないといけないこともあるけど、必ずそれ以上に得るものがあると、信じて進むことにしました。
そして転職した今は、両立がしんどいと思ってた気持ちからは解放されました。
仕事と育児の両方によろこびや楽しさを感じられています。
最後に
ここまで記事を読んでくれているママは、少なくとも今の状態で両立していくことに迷いがあるのではないでしょうか。
私も、即決断できたわけじゃありません。悩みに悩みました。
そして自分のライフワークは幸せなものでありたいと、調べてきたことをまとめています。
参考になったら幸いです。
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